2016年7月1日金曜日

貞子vs伽倻子を観たよ【ネタバレなし】

ほんまにポスターの通りだったよ
 ホラー映画を初めて劇場で爆笑しながら見ました。後半の怒涛の展開も、こんな発想ができるのは白石監督だけなんじゃないかと笑いながら感動していました。

 でも決してコメディ映画ではないということも書いておかねばなりません。貞子がどういう存在なのか、伽倻子がどういう存在なのかを御披露目する場面は十分に怖かったです。流石にそこは笑ってられなかったよ。二つの伝説的な恐怖をここまで簡潔に、かつ萎縮しないようにまとめあげられるのは純粋に凄いと思います。

 しかしながら、この映画を観た人達の評価はそこそこ割れているようです。内容に関して賛否両論あるみたいなのですが、純粋なホラーを期待して見に行った人ほど期待を裏切られたのではないでしょうか。

 もう一度タイトルをしっかり確認して頂きたい。これ貞子vs伽倻子なんですよ。バトルものなんすわ。伝説級の恐怖の象徴がかち合ったらどうなるんだ!?って映画なんです。他の登場人物はただの引き立て役なんです。あくまで主役はこの二つの恐怖なんです。タイトルの不穏なVSという文字に惹かれた人は大満足のはずです。

 とはいえ、この他の登場人物に関しても"白石節"を感じる曲者がいっぱい出てきます。他の白石監督作品をいろいろ見てる人なら既視感を覚えるはず。例えば、『カルト』の雲水、龍玄、Neoのようなポジションの人です。この書き方すると若干ネタバレになってる気がしますけど問題ないです。見れば分かります。この"白石節"たっぷりの登場人物たちがまたいい味を出すんですよ。

 オチに関しても賛否両論あるみたいです。正直これは意見分かれるだろうなぁと思いました。個人的にはとても好きなオチでした。いろいろ書きたいですけど流石にネタバレはやめときます。とうしてもネタバレ見たい人は別のブログ探してください。配信で聞かれたら答えちゃうかも。

 リング原作、呪怨原作側としては今作をどう思ってるのかとても聞いてみたいです。ちらっと調べたけど特にないんですよねーそういう記事。白石監督は結構好き勝手やってた気がするんでギスギスしてないか心配です。でも貞子3Dとか呪怨の新作とか結構しょっぱかった感じあるし監督も違うしそんなに気にしてなかったりなのかな。伽倻子の独特の声なんかは、呪怨の監督である清水 祟氏が実際にあててるのは有名ですよね。今作も実は声だけ提供してたらほっこりなんですがどうなんしょ。

 とにかく私が言いたいのは、

・リングシリーズ、呪怨シリーズを神格化している 本編以外は許せない

・最初から最後までしっかりホラーが見たい

・白石 晃士監督アンチ
 この3つに当てはまらない人は今すぐ劇場に行きなさいよ。貞子vs伽倻子を見なさいよ。終

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