2022年6月14日火曜日

2022年6月のSteam NEXTフェスで体験版をいっぱい触ったので感想文を書きました①

 こんです。きつんです。たまには性癖開示以外の記事でも書くかと思ったので書きました。意外と長くなりそうなので5タイトルずつ分けて書きます。 

 SCP:極秘ファイル


 もはや説明すら不要になったインターネット読み物のSCPが元ネタのアドベンチャーゲーム。今回の体験版ではSCP-071"釣られた王の悲劇"にまつわるストーリーをプレイすることが出来ました。多分ですが、製品版では有名所のSCPをモチーフにしたエピソードをオムニバス形式で遊べるんじゃないかなあと思います。

 製品ページでは車を三人称視点で運転したり、見下ろし型でドット絵の人型を動かしたりするgifが貼られているのですが、体験版のプレイでは一人称視点のウォーキングシミュレーターのみでした。設定は言語設定のみ。日本語はありましたが、機械翻訳よりはマシかなぐらいのレベル。音量設定なし、感度設定なし、モーションブラーなしとこの時点でちょっとしんどいレベルが高いです。

 一応元ネタの内容はぼんやり把握していますが、その元ネタの恐ろしさの掘り下げはイマイチ感じられず、設定だけちょっと借りて断片的にtips置いて、ジャンプスケアをひとつまみ…wとあまり満足のいく内容ではありませんでした。話としてのオチはついてるっぽいので、"吊られた王の悲劇"は製品版でも続きはなさそうなのがこれまた…。むしろ他のエピソードは別ゲーのように作られると考えたほうが前向きかもしれませんね。

 SCPというネームバリューで釣られて、まんまとプレイしてしまったのですが、これこそが"釣られた者の悲劇"なのかも…(笑)←うまい


Metal:Hellsinger


 FPS✕音ゲー✕ヘヴィーメタルなゲーム。類似作品でいうとBPM:BULLETS PER MINUTEが想起されます。こちらもハードロックやメタル調のBGMが起用されていますね。

 Metal:HellsingerがBPM:BULLETS PER MINUTEと違う所は、DOOMベースの特色を感じられるFPSプレイと、デビルメイクライシリーズを漂わせる主人公のキャラクター性でしょうか。
主人公のアンノウンくん
 
 BPMはローグライク色が強く、ストーリーはほぼオマケといったゲームでしたが、Hellsingerは4つ角3つ目の主人公アンノウンくんのセリフから始まり、ゲーム中もちょいちょい喋ります。体験版の最後で出現するボスにもセリフがあり、ストーリー性も重視していることが感じられます。ステージ構成も往年のシューターゲーっぽく、地点ごとのウェーブ型で一本道です。体験版の時点で日本語もバッチリなのですが、問題は字幕でセリフを出されても一切見る余裕がない所です。それこそプレイヤーも3つ目じゃないと無理ですね。

 Hellsingerのいいところは、音ゲーでいうコンボが続いていくとBGMのメタルにボーカルがつく所でしょうか。正直メチャクチャ気持ちいいです。そういうった系統の音楽が好きな人にはぜひプレイしてみてもらいたいですね。あとゲームを終了するときに、アンノウンくんがメロイックサインをキメて颯爽と飛び去っていくのがかっこいいです。


 タイトルの通り、出てくる敵を蹴り飛ばしまくるFPS。Hotline:Miamiを彷彿とさせる汚らしいアパートからゲームは突然始まり、鉄パイプを握りしめジャージを着たワニを蹴飛ばしまくる!

殺されると薄れゆく視界の中踊りまくる敵を見上げることができる

 進んでいくと銃も使えるようになっていくが、どのステージも蹴りだけでクリアできるようになっているところに製作者の意図を感じます。
 ステージを45秒以内にクリアするとか、30回ヘッドショットキルするなどで新しいスニーカーをアンロックでき、蹴破ったドアを爆弾にするだとか、ドアを蹴破るとスローモーになるみたいな効果を蹴りに付与できたりもします。

彼女も足で撫でられるぞ

 ゲーム中はゴリゴリのハードコアサウンドが一生流れ続けて一種の電子ドラッグ味を感じる本作。体験版では10ステージまでプレイ出来ますが、難易度もちょうどよく死に戻りのテンポもいいのでかなりいい感じのプレイフィールでした。

GOODBYE WORLD

 専門学校で出会った女の子2人がゲーム制作で食っていこうとするも上手くいかない話。きらら系で連載しそうな話だけどきらら部分は一瞬でカット編集されたから凄い。かわいいドット絵と陽気なカントリーミュージックが流れるメニュー画面とは似つかわしくないぐらいどんよりしたお話になりそうです。
 体験版では3話までストーリーを読むことができるが、ここから好転していく未来が全く見えないのがしんどさを増していく。ストーリーの間にレトロ調の2Dパズルアクションゲームをプレイできるが、この作品も製作者の重さを抱えているような気がしてならない。こういう作品は得てして作者の悲鳴が込められているので…。
 ただただ緩い地獄が続くのか、驚くような展開がこの先待ち受けるのか、気になる作品である。


 名作シリーズ"リズム天国"の新作が出なくなって久しいですが、後継作としてかなり近い満足感を得られるのがこの作品、MELATONINです。
 夢の世界をふわふわしたエレクトロミュージックとともに彷徨うリズムゲームとなっております。体験版では、4ステージ+総集編ステージを遊ぶことができ、1章は1ボタンのみで構成されたステージになっています。プラクティスではLRボタンも使用したので、製品版では更に難しい操作を要求されるのでしょう。
 1ボタンのみといっても、かなり歯ごたえのあるゲーム性になっていてデモとは思えないほどの満足感がありました。いろんなシチュエーションが用意されていますが、フューチャーっぽいエレクトロや、薄紫色がメインの配色で世界観が統一されている感じも心地よいです。

ご飯や買い物やVRゲームの夢をさまよう

 音ゲーやリズムゲーが好物なので、個人的にかなり刺さったゲームになりました。リリースも9月とまぁまぁ近く、Switchでもリリース予定とのことで、本格的にリズ天の後継作といって差し支えないほどの作品であると感じました。オススメです。

1 件のコメント:

  1. なんかエッチなゲームのレビューしかないかと思ってた

    返信削除