2013年1月14日月曜日

月9「ビブリア古書堂の事件手帖」

はい。

 前々から言っておりますが、見たことない、聞いたことがない、やったことがないものを批判するのは大嫌いな行為なのでとりあえず見てから批評をしようと思っていました。

 月9「ビブリア古書堂の事件手帖」

ネタバレの可能性があります。気になる方は見ないほうがいいかもしれませんね。自己責任です。




 原作はとても好きですが、何度も読み返している訳でもないので、的外れなことを言っているかもしれません。そういうときは文句言ってもらって結構です。

 

-良いと思った点

・大助の母親のイメージは原作に近かった。

・祖母のイメージも合っていたと思える。幼少期に本を触り激怒されるシーンも僕の中ではこんな感じだった。



-悪いと思った点

・原作における古書堂自体のイメージの大幅変更。古臭さが伝わらない。

・大助のイメージの違和感。ガタイが良く、冴えない青年というイメージが全く違う。ただの質の悪いチャラ男にしか見えない。なんだよあの眼鏡。

・謎のカフェテリア。マジで謎。

・栞子さんの最大の特徴、普段は人と目も合わせて話もできないような人間なのに、本の話になると人が変わってしまうよう喋りだす、という性格が全く伝わってこない。

・栞子さんの妹が謎の弟に変更。意味が分からない。セリフもごく僅か。変更した意味が全く分からない。

・原作にあった2人の出会いの話がカットされているため、本をビブリア古書堂に持っていく理由がたまたまそこにあったから、ということに。今後話されるのかもしれない。

・病院でのシーンがないから原作とは大きく話の軸が逸れていくように思える。

・栞子さんが本に対する熱意を伝える時間が圧倒的に足りない。大助が本は読めないけど内容が気になる、そのため栞子さんの話にも興味を持って聴き続ける。そしてその反応に希望を持ち、勇気を持って店員にならないかと誘う一連の流れがない。別に大助じゃなくても良くなっちゃうじゃん。

・せどり屋がオシャレ。別にいいけどさ。一応ホームレスだぞ。

・BGMが合っていない。オシャレにしてーのか。



 

 書きだすとこんなもんでしょう。原作を読んでる人からするともっとあるだろと思うかもしれない、いやここは違うだろとかあるかもしれませんが、とりあえずパズドラをやりつつ横目で見ながらでもこれだけのこと思いました。

 というか、まずこの内容ならドラマでやる必要がないような。もし学生時代の一目惚れに近いあのストーリーがあって、再び再会して、そこからちょっとしたラブストーリーに発展するとかならまだドラマとしてはあるのかなとか思いますけど、主人公の祖母が浮気したかもしんなくて、その相手の血を引いてるかも知んねー。でもいいや俺古書堂で働く!だろ?

 面白いのか?よく分からない。僕は原作を読んだことがあるから、新鮮な気持ちでは見ることが出来ないし、少なからず否定的な考えを持ってしまうのはしょうがないと思ってほしい。それでも面白いかと言われるとNOだと思う。まだ一話目だから化けるかもしれないが。

 とにかくこれを企画したプロデューサーや脚本家はもっと原作に敬意を払ってほしいと思う。ゴリ押しだとか言われてもしょうがないだろ。キャスティングされて、脚本通りに演じた出演者達が非難の対象になるのは間違いだと思うし、原作者もこれで納得がいくとは思えない。

 良かったら原作を読んでほしい。ドラマと全く雰囲気が違うこと、古書にまつわる話がもっと濃く描かれていること、栞子さんという不思議で、魅力的な女性の存在。ドラマでは絶対に伝わらないものが原作にはある。本当にオススメできる本なのです。ドラマとは別物であるということをわかってほしい。

今のところこのドラマは、視聴率稼ぎのために、名前だけを奪ったものであると言わざるを得ない。以上。


4 件のコメント:

  1. 原作ファン特有の詳細な感想素晴らしいと思います。
    これから悪かった点が改善されていくことを僕は願ってます。
    あ、そうだ(唐突)この辺にぃVery Tiredっていうブログ来てるらしいっすよ?
    http://nuwaaanfuckintired.blogspot.jp/
    じゃけん見に行きましょうね^~

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    1. あ、おい、待てい 広告料払い忘れてるゾ

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  2. tyosuさんはニコ生とかやってるのかな?

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