2013年4月29日月曜日

シュタインズ・ゲート本編+映画視聴感想文(ネタバレ含)

本編なり映画なり見る予定の人はこの記事見るべからず!

 それは先週ぐらいの事だった。なんか映画でも見るか、という普遍的な提案から始まる。見に行くことになった映画のタイトルが、


 「シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴ」

 だったのである。ちなみにサブタイトルは映画館で始めて知った。シュタゲの映画見に行くってことしか知らなかった。
 当時、地上波でシュタゲが通常放送されているとき、僕は確か同時にやっていた何かのアニメを見ていた・・・気がする。とにかくシュタゲは一切見ていなかった。そのくせ最終回と一話の比較だとかはニコ動で見た。何がなんだか分からないのは当たり前。鳳凰院凶真の年齢は三十路間近ぐらいだと思っていた。なんだよ19歳って。老け過ぎやろ。

 で、せっかくだから本編を見ておかなきゃ、と思った訳でございますが、それがその前日ぶっ続けで8時間、シュタゲを見たわけです。


「なんで今まで見なかったんだ僕は・・・」

 面白かった。思い出せば当時は作画に関しても若干違和感を覚えていたような気もするが、今回はそんなこともなかった。まゆしぃもかわいかったしクリスもかわいかったし何も問題なかった。
 そして知る人ぞ知る名作映画「バタフライ・エフェクト」についても思い馳せることになった。本編でも「バタフライ・エフェクト」という言葉が出ていた。意味合い的には過去に戻る際における副作用的な感じだったっけか・・・?なんて思って引っ張って来ました。

 通常なら無視できると思われるような極めて小さな差が、やがては無視できない大きな差となる現象のことを指す。-wikipedia参照

 
 違いましたw でもどんな些細な過去でも、それを改変してしまうと未来が大きく変わる、ってことですね。「シュタインズ・ゲート」でも「バタフライ・エフェクト」でも同じテーマを扱っている訳ですねぇ。

 「シュタインズ・ゲート」は普通にハッピーエンドなんですが、「バタフライ・エフェクト」に関しては結構切ない終わり方なんですよね。ていうかこっちのネタバレまでしてますがな。もしシュタゲ見たけどバタフライ・エフェクト見てないのにお前!って人はごめんねw これもシュタインズ・ゲートの選択だ。

 とにかく、同じテーマを扱うとなると否が応でも比較してしまうものです。でもそれはどっちが良くてどっちが悪いっていう話じゃなくて。過去へと至る方法も違うし、過去へ至った後の状況もまるで違うのですからね。でもオカリンはエヴァン(バタフライ・エフェクトの主人公)に比べるとまぁまぁ心の余裕はあったなぁと思いましたね。エヴァンはほとんど孤立無援で悲惨な世界線を旅していた・・・はず!メリケンはココロが強い(確信)

 んで、「パラレルワールド」についての考え方。僕が始めてパラレルワールドについて知ったのはアニメだった。確か「ノエイン」。内容ほっとんど覚えてないけど、パラレルワールドの図解を見たのはそのアニメが始めてだった。
 その画像はググったけどなかった。確か飯くった自分とくってない自分が分岐していって・・・とか日常に例えた説明だったはず。ノエインのことはほとんど覚えていないんだけど、パラレルワールドについての認識はずっとそれだった。
 だからこそ、
 
 全く違う世界線の自分が経験したことを、なんとなくだが別の世界線の自分が感じることがある
 
 っていうシュタゲのパラレルワールドはちょっと違和感があったのです。これは本編視聴直後ね。リーディングシュタイナーを持っていたのはオカリンだけだし、いくら絆だ友情だといってもなんだかなぁと思う訳ですよ。
 だけどもだけど、映画視聴で非常に理解できました。スッキリ致しました。僕が考えていた絆や友情を、

 「デジャヴ」
 
 ということにするのは結構納得がいきました。デジャヴを先行して研究してる人はそうは思わないんだろうけどねw 僕の中のデジャヴは未だ未知の領域だし、いろんな考え方ができる領域だと思っている。だからリーディングシュタイナーの断片がデジャヴだっていうのはほんとに腑に落ちた。
 お酒に酔ったクリスはバカみたいな可愛かったし、血塗れの幼女のインパクトも凄かったけど。このサブタイトルにもある「デジャヴ」の意味がわかっただけでも1200円(レイトショー価格)の価値は間違いなくあった。それ以上あった。

 とはいえ!友人も言っていたのだけど、

 尺が足りてねぇ!!!
  
 本編を視聴した直後だからこそ思ったけども、オカリンが何度も感じた絶望も、過去改変によるバタフライ・エフェクトの恐怖の描写があまりにも短く思えてしまった。この映画は珍しく本編を見ておかないと楽しめない内容であっただけに、「絶望の渦に差す一筋の希望」という構図が安っぽく思えてしまった。もっと苦しもや。酷いこと言ってるけど割かし共感してもらえることなんじゃないかなぁ。
 でもそこだけだった。過去を観測し、世界線を幾度も移動し続けるっていうイレギュラー過ぎる行為に対しての副作用には思うところもあったし、こつ然と消えるっていう展開も凄く良かった。
 そして、

その世界線の凶真の海馬に強烈な記憶を残す方法について。


 本編から伏線引っ張ってたし、綺麗にオチたのがすげー良かった。だから作品としてはかなりまとまっていたと思う。だからこそ尺を伸ばしてクリスにはもっと奮闘して欲しかった。だから90点。狐スコアをつけるとしたら90点。

 いや、でもほんと直前に本編を一気見してよかった。まー本編みなくても最近のアニメ映画はちゃんと説明してくれるしな~wとか考えてたからな。超危なかったぜ。つーか前日に一気見したワシがいっちゃん楽しめたんじゃねーのwっていう現実。これが・・・シュタインズ・ゲートの選択かっ!

 そんで今は比翼恋理超やりたい。あんまオススメしないって言われたけどやりてぇなぁ・・・。シュタゲは珍しく女性陣(一人性別不安定)みんな良かった。それが全員攻略できるらしい?やりてぇよやりてぇよ!でもマンネリするらしいな・・・・。ぐぬぬぬん・・・。どうなんだ俺よ。GEバーストじゃなくて比翼恋理を購入した世界線の俺!Dメール送ってくれ!ていうか今たまたまフェノグラムとかいう作品のCMやってたぞ!?何あれ!?

 そうだそうそう、幼馴染絶対ラブラブ理論が崩れ去った作品でもあったなぁ。ただ特別まゆしぃがそういう子だったってのは思うところがある。某シスコンマゾヒスト兄貴の幼馴染はほんと不憫だと思った。けどまゆしぃは好きだけど恋人として凶真を見てないなぁって感じなのはずっとあったから可哀想だとか思うこともなかった。ただルカ子はちと可哀想であったな。だからこそ比翼恋理やりてぇ!ニャンニャンとM4?しらんなw 嘘ですふたりとも可愛かったよ。あとバイト戦士もな。

 いや久しぶりにすんごい長文書きましたね。それほど面白い作品だったってことでしょうな。明日はクソ面倒な法事がある。仮病を使う世界線の僕も間違いなくいると思うがそれはシュタインズ・ゲート世界線じゃないと思うんで寝ようとおもいます。エル・プサイ・コンガリィ...(googleIMEすげぇなw)

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