DUELYST：0.57.0 所感～転移秘術者の顕現～

今回の主役です

　2月のシーズンが始まってから一週間が経ちました。僕の敬愛するRyvirath氏が、例によっていつものTier Listを更新なさっていましたので、勝手に一部を抜粋して紹介させていただくとともに参考にさせていただきたいと思います。

　今回3つのデッキがTier1リストに入りました。

まずはVet。注目すべきは、今月追加の新カード、Wing of ParadiseとDreangazerがデッキに入っていることでしょうか。今のVetにはScion's Thard Wishという恐るべきスペルカードがあります。Jaxiから召喚されたMini-jaxでさえも、4/4ranged＋Blastになる恐ろしさがあります。つまるところ、Vet相手にミニオンを残してターンを終えてしまうと次の相手のターンで致命的なダメージを貰うことになるでしょう。Vet側としてはとりあえずミニオンが残っていれば良い訳ですから、1ターンで倒されにくいChaos Elementalや、スタッツと能力が非常に優秀なDancing Bladeなどが入っています。新カードのDreamgazerは体力を払うことでマナを消費せずに召喚することが可能なので、一度に大量のミニオンを召喚することができますし、Wing of ParadiceはFlyingを持っている上、atkを強化する能力がありますので、相手の体力を直接削ることも可能です。さらに禁断のカード、追加の1ターンを生み出すスペルを使用してしまったら･･･？文句なしのTier1デッキといえるでしょう。

　かつて万年Tierlistの下の方にいたVanarがとうとうTier1へと上り詰めました。Magmarから奪った優秀な2マナのサイレンス＋ダメージと、どんなミニオンも手札へと戻す2マナスペル、ミニオンを5/5に変身させ、かつ周りに5ダメージを与えるAoEスペル、条件付きとはいえミニオン達を再行動させるスペル、この4枚の強力なスペルが今のVanarを支えています。Vanarの基本的戦略としては、相手のミニオンは一方的に除去･無力化しつつこちらのミニオンを場にひたすら並べていくものです。そのため、ヘルスさえ払えば召喚できるDreamgazerｇはやはり相性がいいと言えるでしょう。前シーズンの問題児であるKeeper of the Valeも入っていますね。とにかく全体除去が弱くなってしまった現メタでは、そこそこのヘルスのあるミニオンは生き残りやすいのでVanarもニッコリの環境であるといえます。猛者の一角となったVanarの勢いはいつまで続くのでしょうか。

　今回のパッチで唯一個人的に調整されたのがこのSonghaiでありましたが、決してnerfだけだったという訳ではなさそうです。新しくなったLantern Foxはカードを切らしやすいSonghaiに燃料を与え続けることができます。2マナダメージというバーンスペルを生産する能力はかなり優秀といえるでしょう。今までのような20点ダメージを出すOTKはなくなってしまいましたが、どれだけ離れていてもスペルとRangedマスクで体力を削ってきますし、近づけばバックスタブの危険性もあるという二面性は非常に強力です。Songhai特有の異常な攻撃性は未だ衰えることを知らないようです。
　
　Tier2以降は是非各自確認してみてください。Lyonar、Magmar、Abyに関しても十分参考にできるデッキリストが書かれています。→Tier List

　個人的に注目しているのは記事のトップにもいるDreamgazerくんです。情報だけ見たときは2ヘルスを払い2/2を召喚という貧弱なスタッツしか目に入らなかったのでそこまで注目していなかったのですが、マナを払わずに場を充実させられるというのはかなり強いことを体感しました。ただ問題児のKeeper of the Valeとはあまり相性がよくなさそうです。出てきたらガッカリするレベルですよ。ちなみに新レジェは一回も見たことありません。かわいそうかわいそう･･･終わります。